「あー・・・やっとついたよ。ずっと座りっぱなしはきついなぁ、和巳。」
「そうだねー・・・尻の形変わるんじゃないかと思うほど長かった。」
「いやいやいや、そこまで長くなかっただろ。極端だな」
「そーかな?とりあえず泊まるとこでもさがそうか。ね?」
「そだね。暗くなる前にさっさと決めようか。」
二人はバスに乗り遠野までやってきた。そしてあらかじめ買っていたパンを貪りながら歩いていた。行儀が悪い。
その時後ろから誰かがこちらへ向かって話しかけてきた。
「うしお様!!」
それは聞き覚えのある声だった。
それもそのはず、母について北海道まで行くという旅の途中に出会った鎌鼬兄弟の末っ子、かがりだったからだ。
久々に再会した知り合いにうしおは喜んだ。それは向こうも同じようだった。
「かがり!久しぶり、元気にしてたか?雷信たちも元気か?」
「はい、お久しぶりです。雷信兄さんもイズナたちも全員何事もありません。うしお様はどうして遠野に?」
「実はさ・・・」
うしおはかがりに詳しいことまで話していた。その様子を見ていた和巳が自分の心のうちでなにやら呟いている様子だった。
(あの女・・・人間・・・か?微かにだけど妖気のような気配がする・・・。うしおに教えたほうがいいかな)
考えをまとめてうしおにちょっとこっちへ来いとジェスチャーで伝える。
「どうしたんだよ和巳?なんかあったのか?」
「ん、いやね。もしかして気付いてないかもと思って言うんだけどさ、あの女もしかしたら妖かもしれない。」
それを聞いたうしおはきょとんとした顔でさらりとつげた。
「そうだよ、東の鎌鼬兄弟の末っ子のかがり。」
「へ?」
聞いた和巳は驚いてあまりリアクションが出来ていない。
せいぜい口をぱくぱくとあけたり閉じたりするくらい。
「な、は・・・?え・・・?」
「俺の妖知り合いの一人だよ。」
妖・・・知り合い・・・?
妖に知り合いなど居たのかとおもいつつ呆然と立っているしか出来なかった和巳であった。
------------------------------------------
取りあえず第二章に入りましたー。そして自分たんじょーびおめでとーありがとーいみふめー
眠いぜー・・・とりあえずまずはかがりが出ました。名前は雷信とイズナもでました。眠くて日本語がおかしいよ。うわーい。
和巳置いてけぼり。話についてけてねぇ。まるで今の自分のようだ。頭いたーい、そしておやすみなさーい。つまんなくてごめんなせぇ。